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執筆者の写真VAN COLLAR

森づくり隊#02(ホダ木回収編)

更新日:2022年2月27日


2022年1月22日


森でキノコを育てたい!!!!!」そう思い付いてから、かれこれ4年ほど経ちました。


何故にサクッと着手しなかったのか。


これについては忙しくて手が回らなかったというのもありますが、「せっかく栽培しても野生動物に荒されるのでは?」という懸念があり、なかなか踏み切れずにいました。


うちの山には悪名高き猿はいませんが、鹿・猪・アナグマが我が物顔でうろついています。いずれも雑食でしつこい性格の持ち主につき、目をつけられたらキノコなんて一瞬で完食されてしまうことでしょう。


そうこう足踏みをしているうちに、時はすすんで去年の夏。山の各所に3m級の防獣ネットを張り巡らせることで、野生のお客さんたちを防ぐことに大成功しました!これに伴い、キノコ栽培がにわかに現実味を帯びる事に!


善は急げと、森づくり隊でキノコ栽培をはじめることにしたわけです。



そうと決まれば、まずはホダ木の調達です!


その辺の倒木でいいのでは?と思ったのですが、それだと別の菌が回ってしまっている可能性が高いので「切ったばかりの木」でないといけないそうです。


小竹刈りの時とは打って変わって楽しそうな先生と高橋さん。ふたりを追って山の中腹に向かうと、ホダ木候補が決まっていました。


さて、写真ではお伝えできないのが残念ですが、なにせ急斜面なので荷物を持ってここまで来るのは一苦労です。山登りというよりは、ロッククライミングに近い(笑)



せっかくカメラを担いで登ったので、周りも撮っておくことにしました。


この辺りは日当たりが悪いことからヒョロヒョロとした木が目立ちます。「この木なんの木、気になる木…」がほとんどなので、今年は木の勉強もしっかりしたいところです。


手前のグラスは園芸種のスティパに似て可愛いので、数株を根っこごと採取してガーデンに移植しました。わりと強引でしたが元気にやっています。(あ、これは他人の山ではやらないで下さいね。たぶん怒られます…)




こちらも可愛いワイルドフラワー。


他にもオダマキの原種だったりと、園芸店で『レアもの』扱いされている植物が山では普通に生息しています。種を採取して育ててみるのも楽しそうですね!


さてさて、そうこうしているうちに後ろでは木が切り倒されていました。



二股にわかれている木をチェーンソーで、ズバッ、ドスンッ、です。


ちなみに傾斜のある場所では、木を切り倒す人より下方には絶対に立たないで下さいね!!細く見えても生きた木は水を含んでいてずっしりと重いので、のしかかられたらひとたまりもありません。高橋さんの位置は、ギリギリセーフ…か?(笑)



さあ、切ったら後は山から下ろすだけ!!


なのですが、これが結構大変です。平地と違ってズルズル引きずることも出来ず、この作業は山で木を収集する際の難関かもしれません。


この解決策として我々が考えたのが…



投げる!!!!!


先生、木を切り倒すのに神経を使い果たしたようで表情がヤバいですね(笑)力持ちの高橋さんは安定感抜群でした!!



そんなわけで、ホダ木、無事に確保です!!!


しばらく乾かしたほうが良いみたいなので、陽の当たる場所で日光浴をしてもらいましょう。1ヶ月後が楽しみですね!!


以下、森づくり隊からの感想です。


本日はキノコ栽培用の原木を用意しました!原木に向いた太さの若い木は貴重なのですが、どのみち傾いで生えてしまったものは切らなければなりません。ちょうどいい感じの山桜とコナラがあったのはラッキーでしたね。山の斜面の傾斜は30度から35度なのですが、普通に作業をしようと思えばあれくらいが限界ですね。これからも安全第一で行きましょう!』by先生


今日はありがとうございました!伐採時は倒れる角度など計算しながらどのように切れば良いかなど学ぶ事が多かった本日の作業でした。未来に向けてですと道(足場)の確保をしっかり行っていきたいです!』by高橋さん

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